理想的な
カタチ
繁盛
歯科医師の方で、1年後またはそれ以降に
歯科医院を開業しようと考えている方も多いかと思います。
そこで大切なのは、歯科医院開業において適切な開業ステップを踏むことです。
これが「理想的なカタチ」「繁盛」といったことに結びついていきます。
出典:厚生労働省 医療施設調査より作成
※左右にスクロールしてご覧ください
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
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歯科診療所 件数 |
68,474 | 68,701 | 68,592 | 68,737 | 68,940 | 68,609 | 68,613 | 68,500 | 67,874 | 67,899 |
繁盛する歯科医院と、そうでない歯科医院は何が違うでしょうか?それは「実行力」です。やり切れるか、やらないかで大きく分かれてきます。もちろん、どなたかのサポートがあれば開業できるはできると考えられます。しかし、そこから苦戦することも多いです。
つまり「開業」をゴールに見据えるのではなく、その先の「繁盛した歯科医院経営」を見据えることが大事です。
コンセプトを明文化しカタチにしたものが「事業計画書」です。もちろんコンセプトだけでなく、経営的な戦略も明文化する必要があります。事業計画書に決まったルールは無いですが、記載すべきポイントを誤ってしまうと、金融機関提出時に出し直しになったり、従業員への周知の際に伝わらなくなってしまいます。
また事業計画書を使用するシチュエーションとして最も重要なのが、金融機関の融資担当者を説得し有利に借り入れを進めることです。金融機関の融資担当者が事業計画書を見て、開業後にきちんと売上が上がる経営ができるかを判断可能な内容になっていることが重要なのです。
チェア台数 | 広さ |
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3〜5台 | 30坪 |
5〜7台 | 40坪 |
6〜8台 | 50坪 |
8〜9台 | 60坪 |
10台 | 70坪 |
例えば予防中心の歯科医院の場合、ある程度チェア台数が必要(5台以上)だとします。そうなると必然的に40坪程またはそれ以上が必要となってきます。
また設計上、無理にチェアを増やすのではなくしっかりカウンセリングルームを構築すると良いでしょう。
その際の導線も大事で、カウンセリングルーム・レントゲンなどの動きをしっかり確認することが望ましいです。物件に関してはご自身の理想が100%叶えられるものが見つかるとは限りません。そのため物件選定の際は優先順位を付けながら判断することが望ましいでしょう。そうしなければ「いつまで経っても物件が見つからずなかなか開業ができない」といったことに陥ります。歯科医院の開業立地を選択する際は保健所にも相談しましょう。医療においては保健所絡みが多いため、保健所の指示に従うことも多くあります。
金融機関に借入するための見積が必要なため、設計士の選定並びに機器の選定を先に実施する必要があります。実際に立地が決まったら設計プランに入っていきます。設計士さんといくつか面談するのも良いとは思いますが、2社程度が望ましいでしょう。
借入先 | 金額 |
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日本政策金融公庫 | 2,000万円 |
地銀 | 5,000万円 |
借入先 | 金額 |
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日本政策金融公庫 | 2,000万円 |
地銀 | 5,000万円 |
ノンバンク(リース会社等) | 1,000万円 |
親族 | 2,000万円 |
上記のように、親類からの援助というケースも多いでしょう。その際は借入の一部となるため、借用書の作成が必要です。金利に関しては1〜3%の設定が多い傾向にあります。最終的には金融機関はしっかりと返済できるかの観点を見ますので、前段で説明した3ヶ年シミュレーションがしっかりしているかも重要です。その人の現在の個人ローン(住宅ローンなど)や資産の背景なども見られます。
また、金融機関は担当者によってスムーズにいくかどうかが決まってきますので、面談数が人によって前後する可能性もあります。
借入先 | 返済金額 |
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利息 | 60,760円 |
元金 | 583,334円 |
月合計 | 644,094円 |
借入先 | 返済金額 |
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利息(2.5%) | 111,233円 |
元金 | 555,556円 |
月合計 | 666,789円 |
※初回の支払い等金額は
多少違う可能性があります。
開業当初はミニマムな体制でも十分です。そのため「チェア台数の人数orチェア台数+1名の体制」でも問題ありません。
例えばチェア3台だとしたら、多くてもDR1名(院長)、DH2名、DA1名といった感じです。そうなると社保を計上したとしてDHの月人件費が32万円×2名、DAが26万×1名、合計90万円になります。
つまりこれに家賃・雑費・材料費・返済などを足すと、約250万程度の損益分岐点となってきます。
※家賃が高額である場合、更に損益分岐点が上がります。
人件費は固定費の部分にあたるため、損益に大きく影響します。
そのため最初の患者さんが少ない時期は、なるべく最小限の人数構成にしていきましょう。
開業時から、労務関係や人事評価制度などを整えておくことが重要です。そうすることで従業員とのトラブルや定着といった点に繋がってきます。また患者数が多くなってきた際は、新卒採用といった面も視野に入れましょう。
歯科医院経営において、人選が非常に重要です。特に開業時には同じ思想を持っていただかないと、なかなか生産性が上がらなかったり、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。応募が少ない場合があっても決して採用を焦ることなく、冷静に判断していきましょう。
また「保険の患者様でも良いので、とりあえず数多くの新規集患をしたい」という方は、ポータルサイトの活用も視野に入れるといいでしょう。ただある程度レセプトが溜まってきた時点で、継続するかの判断も大事になってきます。そのためなるべく長期間の契約はやめておくことが望ましいです。
初めの段階からモデル構築すれば、経営の成長スピードも高くなると言えます。
カウンセリングの内容・タイミング・診療の流れ・予約・料金・販促物・WEB媒体での発信方法など、複数を構築することでご自身の理想のモデル形成ができます。またこれらは7万件近くある歯科医院との差別化にも繋がってきます。
開業から100%形成は難しいため、あくまでも開業時には80%形成しておいて、残り20%を院内で試行錯誤して詰めていく流れが望ましいでしょう。
内定が決まったら、実際に入社・勤務してもらう流れになります。この際、スタッフの勤務は内覧会の3〜7日前からとすることが多いです。開業直後は時間に余裕があるので、開業後でもショートのミーティングは取れるので、時間を有効活用できます。この際、スタッフとの打ち合わせはしっかりとスケジューリングすることが大事です。
9:00 | クレド・提出書類の確認・在庫・場所の確認 |
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11:00 | 機器説明 |
12:00 | 休憩 |
14:00 | 機器説明 |
16:00 | 予約システム |
17:00 | 勤怠関係・戸締り |
11:00 | クレド・HP・SNS・労務関係 |
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12:00 | 休憩 |
13:00 | OA機器(アカウント・インカム)・料金体系 |
14:00 | 治療の流れ・メンテの流れ |
15:00 | 受付の流れ・カウンセリングの流れ・診療の流れ |
16:00 | オペの流れ・紹介の流れ・症例同意書について |
17:00 | 在庫管理・清掃について |
9:00 | クレド・連絡体制について |
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11:00 | 人事評価制度について |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 受付・診療・会計の一連のロープレ |
14:00 | 治療の流れ・メンテの流れ |
17:00 | 内覧会当日のオペレーション・ロープレ |
※その後、実地検査を受け届出書類との違いや、施設の構造や設備に不備がないかをチェックされます。
※歯科医師会に入会する場合
その他、税務署やハローワークへの手続きなど
届出が済んだら近隣の施設への挨拶周りをしましょう。
小児歯科医院の開院であれば、保育園等が近くにある場合は
そういったところにも挨拶することが望ましいです。
歯科医院の開業の場合、内覧会業者に依頼することが多いでしょう。
チラシポスティング外注費等なども含めると200万円程かかってきますが
来客数も増えるため、依頼するケースは多いです。
内覧会は、いかに次回予約が取れるかどうかです。
認知拡大もありますが実際売上に繋げなければいけません。
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