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成功する
歯科医院開業のステップ

SUCCESS

適切な開業ステップ

  • 理想的な
    カタチ

  • 繁盛

歯科医師の方で、1年後またはそれ以降に
歯科医院を開業しようと考えている方も多いかと思います。
そこで大切なのは、歯科医院開業において適切な開業ステップを踏むことです。
これが「理想的なカタチ」「繁盛」といったことに結びついていきます。

歯科業界において、
歯科医院開業は
年々厳しさを増しています
新規開業をすること自体のハードルも高まっていますが、開業後に安定的な収益を得られる歯科医院に成長することも難しい環境にあります。「令和の時代で患者様に選ばれる歯科医院になり続けるためにはどうしたらよいのか」考え続けなければいけません。昭和・平成の歯科黎明時代で成功していた歯科医院経営手法にとらわれず、新しい時代で患者様と上手くマッチングするために、歯科医院の開業事情をしっかりと把握しましょう。
日本全国の歯科診療所件数の推移

出典:厚生労働省 医療施設調査より作成

※左右にスクロールしてご覧ください

日本全国の歯科診療所件数の推移
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
歯科診療所
件数
68,474 68,701 68,592 68,737 68,940 68,609 68,613 68,500 67,874 67,899

開業への15ステップ

繁盛する歯科医院と、そうでない歯科医院は何が違うでしょうか?それは「実行力」です。やり切れるか、やらないかで大きく分かれてきます。もちろん、どなたかのサポートがあれば開業できるはできると考えられます。しかし、そこから苦戦することも多いです。
つまり「開業」をゴールに見据えるのではなく、その先の「繁盛した歯科医院経営」を見据えることが大事です。

  • 01

    情報収集・
    サポートの選定

    *
    情報を収集する
    ディーラーさんや知人・WEBサイト等で、開業について把握することが大事です。歯科開業の関連記事や情報は様々な所で記載されています。大事なのは正しい情報と必要とする情報だけを取捨選択することです。中には該当しない方・開業後知って問題ないことなどが入り混じっているケースもあります。まずは開業だけにフォーカスを当て、情報をキャッチアップすることが大切です。
    アドバイスを頂く先は2〜3件程度で良いでしょう。それ以上になると誰を信じたらいいか分からなくなる可能性もあるため、程々が望ましいです。また現状勤務医であれば、勤務先の経営やノウハウをしっかり身に着けておくと良いです。勤務医という立場ではなく、今後は経営者という立場になるので、院長先生の動きや実施内容を事前に知っておくと開業後もスムーズに経営ができます。そのため、まずはご自身の状況把握と情報のキャッチアップが重要です。
    *
    サポートの選定
    医科・歯科・動物病院において、完全に1人で開業するという方はほとんどいません。つまり誰かしらサポートに入っているのが事実です。例えばディーラー・メーカー・税理士・経営コンサルタント・開業アドバイザーなどです。
    「どれを選択するべきか?」それに関して明確な正解はありません。大事なのは、誰ならばご自身の診療体制・コンセプトを具現化してくれるかです。もちろん担当者によっての相性などもありますので、その点は吟味されてご判断されるのが良いでしょう。
  • 02

    事業計画書作成・3ヶ年
    シミュレーション作成

    *
    明確な事業コンセプトを考える
    歯科医院は、2022年には1,333件が新規開設しています。一方で2022年の閉業数は1,410件であり、開設より閉業の方が多いです。後継者不足や人材不足など、様々な理由で閉業せざるを得ない歯科医院が増えています。
    中長期的な視点で「患者様に選ばれてスタッフ採用ができる」コンセプトを考えた方がよいでしょう。そしてご自身が考えたコンセプトをしっかり開業とその後の経営に落とし込むことが重要です。そしてそれを他者(直接的には融資担当者)に分かりやすく伝えるための物が必要です。
    事業計画書のポイント
    • コンセプトを明文化しカタチにしたものが「事業計画書」です。もちろんコンセプトだけでなく、経営的な戦略も明文化する必要があります。事業計画書に決まったルールは無いですが、記載すべきポイントを誤ってしまうと、金融機関提出時に出し直しになったり、従業員への周知の際に伝わらなくなってしまいます。
      また事業計画書を使用するシチュエーションとして最も重要なのが、金融機関の融資担当者を説得し有利に借り入れを進めることです。金融機関の融資担当者が事業計画書を見て、開業後にきちんと売上が上がる経営ができるかを判断可能な内容になっていることが重要なのです。

    • 出身校・職歴・スキル
      「どこに」「いつまで」勤務していたかなど詳細に書くと良いでしょう。また現状で保持している資格やスキルなどを記載し経営後も活かせることをアピールしましょう。
      ※金融機関用に特に必要な項目となってきます。
      なぜ開業に至ったか
      開業したいという想いは人それぞれです。その想いを素直に綴ると良いです。金融機関向けはもちろんですが、今後入職する方にも周知すると良いでしょう。従業員にとっても、理念やパーパスといった部分の共有が大事になってきます。
    • どのようなコンセプトなのか
      コンセプトによって患者層・内装・販促が大きく変わってきます。ご自身が考えている部分をなるべく文章にして記載することをお勧めいたします。
      またモデルがあるのであれば、そのモデルについて深く説明すると良いです。
      収益モデルはしっかりしているか
      細かい数字は3ヶ年シミュレーションで表せば良いのですが、なぜ収益をもたらせられるのかの根拠の部分を明示する必要があります。
      その際、3ヶ年シミュレーションが机上の空論ではないことをしっかりと示すことが重要です。
  • 03

    立地選定

    テナントと戸建て(建築)
    テナントか戸建て(建築)かの2択で迷われるかと思います。それぞれメリット・デメリットがありますので、それを加味して判断しましょう。どちらが良いという正解はありません。またどちらが流行るという訳ではなく、あくまでも構えている立地・販促次第と言えます。
    また中には「規模が大きくなればその分、自身の会社(業者)の営業利益が上がる」という考えで戸建てを勧めてくる方もいます。それを少しでも感じ取れたら、別の会社に相談すると良いでしょう。開業のサポートは信頼性が最も大事だと考えています。
    • テナント
      歯科医院を開業する際、特に都心はほとんどがテナントでの開業です。テナント開業の良さは初期費が抑えられることです。そのため郊外でも最初はテナントで、繁盛後は戸建てにするといったケースも多いです。テナントは駐車場が提携になる可能性も大いにあり、中にはショッピングモール内に入るというケースもあるかと思います。
    • 戸建て(建築)
      歯科医院を地方で開業する際に、建物を建てる「戸建て開業」を検討する方もいらっしゃるでしょう。中には既に土地があって、そこに建てたいという方もいます。
      戸建ては「テナントに比べて高額な建設費用が発生する」「建設期間が長いため開業期間が延びる」といった特徴があります。
    立地選定のポイント
    • どこにあるか
      歯科医院がどこに立地を構えるかで、集客は大きく変わってきます。人口・視認性・交通・分断要因などの観点を加味した上で、より適した立地を選択することが重要です。特に地方エリアで車社会の場合、患者様やスタッフの車が駐車場に止めやすい導線になっているかなども大事になってきます。
    • 家賃が収支に見合うか
      一概に家賃が安ければ良いという訳はないですが、高すぎると固定費を大幅に引き上げるのも事実です。そのため、家賃に見合う売上をしっかり上げていくことが重要です。また広さによってもコンセプトやチェア台数が変わってきます。売上に対する家賃比率は10%以下を目安にすると良いでしょう。
    • 競合性はどうか
      半径1キロ以内に大手の人気のある歯科医院があったり、同じコンセプトの歯科医院がある場合は注意が必要です。そのような場合、開業後に患者様の集患にご苦労されることが多いためです。
    • コンセプトにあった広さ
      大事なのはコンセプトに適した広さが確保できるかどうかです。
      チェア台数に対しての
      坪数目安
      チェア台数 広さ
      3〜5台 30坪
      5〜7台 40坪
      6〜8台 50坪
      8〜9台 60坪
      10台 70坪

      例えば予防中心の歯科医院の場合、ある程度チェア台数が必要(5台以上)だとします。そうなると必然的に40坪程またはそれ以上が必要となってきます。
      また設計上、無理にチェアを増やすのではなくしっかりカウンセリングルームを構築すると良いでしょう。
      その際の導線も大事で、カウンセリングルーム・レントゲンなどの動きをしっかり確認することが望ましいです。物件に関してはご自身の理想が100%叶えられるものが見つかるとは限りません。そのため物件選定の際は優先順位を付けながら判断することが望ましいでしょう。そうしなければ「いつまで経っても物件が見つからずなかなか開業ができない」といったことに陥ります。歯科医院の開業立地を選択する際は保健所にも相談しましょう。医療においては保健所絡みが多いため、保健所の指示に従うことも多くあります。

  • 04

    施工・設計士選定

    金融機関に借入するための見積が必要なため、設計士の選定並びに機器の選定を先に実施する必要があります。実際に立地が決まったら設計プランに入っていきます。設計士さんといくつか面談するのも良いとは思いますが、2社程度が望ましいでしょう。

    設計士を選ぶポイント
    • 歯科医院の設計の実績があるか
      歯科医院の設計事例が数件ある設計士を選択しましょう。
      知人の紹介などで判断されたりするケースもありますが、歯科医院の設計実績がない場合は要注意です。
    • コンセプトを理解してくれるか
      歯科医院の内装・外観で集患する患者層が変わってきます。そのため、ご自身が考えるコンセプトを忠実に表現してくれる会社さんを選定することが重要です。
    • 費用は妥当か
      設計士・施工会社の見積はさほど変わらないケースが多いですが、稀に相場より高額な見積を提出してくるケースもあります。もちろん高いなりに何かしらの理由があると思いますので、気になった場合はしっかり擦り合わせることが大事です。ただ、追加工事等で最終的に高くなるといったことも歯科医院開業においては多々あります。
    中長期的に考えて
    設計されているか
    最初はチェア3台だとしても、すぐにアポイントが入らなくなってしまうということも多々あります。そうなるとチェアを増設しないといけませんが、予め拡大する予定での設計を最初の段階からする必要があります。そのため、なるべく配管は通しておくことが大事です。
    そして初期費用は掛かってきますが、40〜50坪程度だと今後何かしらやりたいことがあっても実施できるスペースが確保できます。
    また同時に感染対策・騒音対策・匂いへの対策・温度対策も考えていく必要があります。
  • 05

    機器・機材選定

    *
    機器・機材の購入は慎重に
    歯科医院における機器・機材選定は、普段診療されている方であれば実感も湧きやすい部分だと思われます。開業時は理想が膨らんでしまうので「あれもこれも」といった感じで機器を揃えてしまう気持ちも分かりますが、しっかり予算組した上で選定していくことが望ましいでしょう。
    そして今後の歯科医院自体のキャッシュフローなどを加味すると、開業時はミニマムな機器・機材にしておくことが望ましいとも言えます。状況によっては「購入したけど使わなかった」といったケースも度々生じてきます。
    • 機器の買い足し
      歯科用チェアの導入に助成金を活用した歯科医院様もいらっしゃいます。この点は急いで配管通りのチェア数を導入しなくとも良いでしょう。マイクロスコープやセレックシステムなど高額な医療機器についても、補助金で申請するケースもあるのでチェックした上で計画的に揃えていきましょう。
    • リースという考え方
      開業の初期費用を抑えたい場合は、リースを組むこともよくあります。それは高額なモノであれば余計そういった流れになってくるかと思います。リースで向いている機器は5年周期で変えるものと言われていますが、歯科医院の場合はそういった機器はあまり該当しないため、リース満了後はリース延長または買取になる傾向にあります。
      歯科医院でリースにする例として、レントゲン・CT等が多い傾向にあります。
    • 開業時から
      用意する医療機器
      • レントゲン
      • チェア
      • 滅菌機
      • 超音波スケーラー
      • 根管測定器
      • 拡大鏡
      • モニター
      • レセコン
      • 予約システム
    • 開業後買い足すことが多い医療機器
      • エアフロー
      • マイクロスコープ
      • セファロ
      • CT
      • 位相差顕微鏡
      • 自動精算機
      • アイテロ
      • レーザー
      • 口腔外バキューム
      ※上記は一例です。
  • 06

    金融機関での借入

    開業費用について
    歯科医院の開業費用の総額として7,000〜8,000万円程度かかってくることが多いです。もちろん戸建てにすると、1億円以上の資金が必要です。そうなると自己資金だけでは難しいので、多くの場合で金融機関からの借入を実施しています。
    まずは借入先を把握しておくことが重要ですので、その点について記載していきます。
    金融機関の選定
    • 日本政策金融公庫
      政府が出資している金融機関であり、創業に対しては前向きに融資を実施してくれます。歯科医院を開業される際はこの日本政策金融公庫を使うことが多いです。金利も2%以下で低く設定してくれる可能性があります。ただし指定の創業計画書を提出する必要があります。
      ※日本政策金融公庫のホームページにてダウンロードできます。また日本政策金融公庫との面談はWEB予約にて実施します。
    • 地銀・信用金庫
      日本政策金融公庫と変わらず、金利も2%以下であることが多いです。地方自治体によっては創業融資などが設けられており、安い金利で融資を受けられるケースもあります。支店ごとに管轄エリアがあるので、開業地の最も近いエリアでの相談を実施しましょう。事前に電話にてアポイントを取る方が確実ですが、飛び込みでも対応してくれるケースも多いです。
    • ノンバンク(民間企業)
      リース会社等による融資です。日本政策金融公庫や地銀・信用金庫に比べると金利が高くなる場合が多いですが、融資額を2,000万円以上も借りられるというメリットがあります。
    • <借入パターン1>開業資金7,000万円
      借入先 金額
      日本政策金融公庫 2,000万円
      地銀 5,000万円
    • <借入パターン2>開業資金1億円
      借入先 金額
      日本政策金融公庫 2,000万円
      地銀 5,000万円
      ノンバンク(リース会社等) 1,000万円
      親族 2,000万円

    上記のように、親類からの援助というケースも多いでしょう。その際は借入の一部となるため、借用書の作成が必要です。金利に関しては1〜3%の設定が多い傾向にあります。最終的には金融機関はしっかりと返済できるかの観点を見ますので、前段で説明した3ヶ年シミュレーションがしっかりしているかも重要です。その人の現在の個人ローン(住宅ローンなど)や資産の背景なども見られます。
    また、金融機関は担当者によってスムーズにいくかどうかが決まってきますので、面談数が人によって前後する可能性もあります。

    返済について
    返済についてもしっかり知識を付けておくことが大事です。
    借りすぎてしまうと、経営後に月々の返済額も高くなってきます。つまりその分、損益分岐点を上げてしまうことになります。
    • 7,000万円借りた時の
      月あたり返済(10年返済の場合)
      借入先 返済金額
      利息 60,760円
      元金 583,334円
      月合計 644,094円
    • 1億円借りた時の月あたり返済(15年返済の場合)
      借入先 返済金額
      利息(2.5%) 111,233円
      元金 555,556円
      月合計 666,789円

    ※初回の支払い等金額は
    多少違う可能性があります。

    知っておくべきポイント
    • 運転資金・キャッシュフローをしっかり考える
      保険診療の入金は、保険算定して2ヶ月後に入金となります。つまりその間は保険の窓口売上・自費診療の売上・物品の売上しか発生しません。初めからいくら自費率が高い診療ができたとしても、開業直後に大きな金額を頂くことは少ないので、2ヶ月〜3ヶ月の運転資金は持っておくことをおすすめします。
      例えば月500万円の出金であれば、1,000〜1,500万円はある方が安心です。キャッシュアウトしてしまうと元も子もないので、この点は計画的に進めていくと良いでしょう。
    • 創業補助金を確認
      地方自治体によっては創業における補助金を設置している場合があります。場合によっては100〜200万円程度の補助金が下りるケースもあり、地方自治体によって様々ですので、開業する際は必ずその市町村が実施している補助金を確認しましょう。
      ※金額が大きな機材・最新鋭の機材は、開業後補助金活用で導入するのも大事な節約術です。
  • 07

    採用活動

    開業時の適正な従業員数とは
    歯科医院の経営は、現実的には1人で運営するのは極めて難しいです。
    そのため従業員を雇い入れることになります。
    開業当初の体制例

    開業当初はミニマムな体制でも十分です。そのため「チェア台数の人数orチェア台数+1名の体制」でも問題ありません。
    例えばチェア3台だとしたら、多くてもDR1名(院長)、DH2名、DA1名といった感じです。そうなると社保を計上したとしてDHの月人件費が32万円×2名、DAが26万×1名、合計90万円になります。
    つまりこれに家賃・雑費・材料費・返済などを足すと、約250万程度の損益分岐点となってきます。

    ※家賃が高額である場合、更に損益分岐点が上がります。

    人件費は固定費の部分にあたるため、損益に大きく影響します。
    そのため最初の患者さんが少ない時期は、なるべく最小限の人数構成にしていきましょう。

    採用活動のポイント

    • 掲載媒体
      オープニングスタッフの募集となりますので、基本的に採用しやすいと言えます。
      ただ歯科衛生士の求人倍率は全国的に高いので、無料媒体で募集が増えるケースは少ない可能性があります。いくらオープニングスタッフとは言え、有料の掲載媒体をいくつか使用することをおすすめします。
      採用条件
      求人応募のきっかけのほとんどが「条件」と「院内やスタッフ同士の雰囲気」です。「条件」においては近隣の歯科医院の状況などを踏まえ、平均または平均より少し良い条件で出稿していくことが望ましいでしょう。「雰囲気」は開業前だと形成されていないため、コンセプトを出来る限り発信していきましょう。

    開業時から、労務関係や人事評価制度などを整えておくことが重要です。そうすることで従業員とのトラブルや定着といった点に繋がってきます。また患者数が多くなってきた際は、新卒採用といった面も視野に入れましょう。
    歯科医院経営において、人選が非常に重要です。特に開業時には同じ思想を持っていただかないと、なかなか生産性が上がらなかったり、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。応募が少ない場合があっても決して採用を焦ることなく、冷静に判断していきましょう。

  • 08

    ホームページ制作

    *
    新患の7割近くがWEB媒体経由
    ホームページ制作は、新患のためには必須と言えます。
    もちろん作っただけでは駄目で、しっかり上位表示(SEO)されることが大事になってきます。そのため都度確認・修正・追加を繰り返していくことが望ましいです。
    またその時の時流などを踏まえると、5年に1回はリニューアルするといいでしょう。
    SEO(上位表示)のための施策
    • 歯科医院名
      SEOには医院名が大きく影響するため、近年開業するは地域名を入れることが多いです。既存の医院でも、医院名を変更してSEOに有利なキーワードを入れ込むことがあります。そのため屋号が長い歯科医院名も増えてきています。例えば【地域名 こども大人歯科・矯正歯科○○】などです。屋号は途中で変更すると手間がかかりますので、開業前からしっかり考えて決めていきましょう。
    • コンテンツ
      SEOではコンテンツが最も重要とされています。ユーザーが求めている内容がホームページの中に入っていることが大事です。「歯科医院」を検索するユーザーの知りたい内容(歯科関係の知識)が網羅されているかが重要です。
    • ページスピード
      ページスピードが遅いと離脱が増加します。それと同時にSEOの順位も変わってきます。HP業者様と打ち合わせを実施して頂くことが望ましいです。
      タグ
      来院して欲しいターゲットの内容がタグ(HPの中身)に入っている必要があります。HP業者様に丸投げしているかと思いますが、改めてご自身でも確認が重要です。

    また「保険の患者様でも良いので、とりあえず数多くの新規集患をしたい」という方は、ポータルサイトの活用も視野に入れるといいでしょう。ただある程度レセプトが溜まってきた時点で、継続するかの判断も大事になってきます。そのためなるべく長期間の契約はやめておくことが望ましいです。

    集患で強化していく順番
    経営者1人でできる範囲は難しいため、
    優先順位をつけて強化していくことが望ましいです。
    1. ホームページ
    2. Googleマップ
    3. 専門サイト
    4. ポータルサイト
    5. 看板
    6. チラシ・地域情報誌
    7. 内覧会
  • 09

    各種システム選定

    *
    システム関係の選定をしましょう
    予約システム・自動精算機・労務管理システムなどです。もちろんこういった部分は+αの部分ではあります。開業前からなんでもかんでも用意することなく、悩み事に対してのシステムだと認識してそのつど導入を検討する観点も重要ですが、ある程度導入が決まっていれば、追加工事等の無駄な出費も減ってきます。
    例えば自動精算機を将来的に入れるのであれば、設置できるようなスペースを考慮にいれた設計をしておくと良いでしょう。開業時から設計・計画しておくことが大切です。
    優先して導入したいシステム
    • 予約システム
      少なからず、予約システムは導入すると良いでしょう。これは単純に新患という開業にとって大事な部分にも関わってきます。24時間予約がWEB上で取れることは、患者様にとって利便性が高まります。開業と同時に導入することをお勧めいたします。
  • 10

    販促並びに院内
    オペレーションの構築

    何を・いくらで・どう販促するか
    自費率の向上・メンテナンス件数の増加をしたいと思うのであれば、販促は非常に重要です。販促をしっかり構築することで、患者層・売上は大きく変わります。いくら綺麗な外観・内観であっても、中身が構築されていないと自費売上は低くなるということです。
    販促について
    • モデル形成
      「モデル形成」が最も歯科医院経営に影響してくるといっても過言ではありません。繁盛するかしないかも、このモデル形成で変わってきます。例として、以下のように様々なモデル形体があります。
      • 自費に特化したい歯科医院開業
        (特殊な自費も含む)
      • 小児に特化したい歯科医院開業
      • 予防を特化したい歯科医院開業
      • 訪問に特化したい歯科医院開業
      • 複数分院型を見据えた歯科医院開業

      初めの段階からモデル構築すれば、経営の成長スピードも高くなると言えます。
      カウンセリングの内容・タイミング・診療の流れ・予約・料金・販促物・WEB媒体での発信方法など、複数を構築することでご自身の理想のモデル形成ができます。またこれらは7万件近くある歯科医院との差別化にも繋がってきます。
      開業から100%形成は難しいため、あくまでも開業時には80%形成しておいて、残り20%を院内で試行錯誤して詰めていく流れが望ましいでしょう。

    • ロゴ制作
      こだわりがある場合は、早い段階でロゴだけ制作依頼を回すのが良いです。
      中には制作しない医院もありますが、ロゴは歯科医院の顔でもあるので、コンセプトに沿ったロゴを制作することが大事になってきます。ロゴは集患だけでなく採用といった部分にも多少影響してくるので、構築を大事にされると良いでしょう。
  • 11

    備品の購入

    • 開院当初の備品は
      最小限に抑えましょう
      歯科医院を開業する際、細々としたモノだけでも費用が結構かさんでしまうことも多々あります。それなりの在庫ストックも必要ですし、1つひとつが意外と高額だったりもします。
      そのため、開院当初はなるべく最小限の備品で抑えておきましょう。実際、開業は終盤に近づくとバタバタしてダブり発注や使わないモノまで発注してしまう可能性があるため、買い足しを繰り返していくことが望ましいと考えられます。
    • 節約の考え方を
      共有しましょう
      ネットも含め、安いモノを購入し節約していく観点も大事です。経営していたらスタッフの無駄遣い等に目が行ってしまうので、開業当初からスタッフに「節約の考え方」を伝えておくことも大事です。
      備品関係は細かいものも含めると膨大にあるので、合算すると高額になってきます。この点は現時点で働いていたら在庫などを見渡したら納得はいくかと思います。
  • 12

    スタッフ打ち合わせ

    内定が決まったら、実際に入社・勤務してもらう流れになります。この際、スタッフの勤務は内覧会の3〜7日前からとすることが多いです。開業直後は時間に余裕があるので、開業後でもショートのミーティングは取れるので、時間を有効活用できます。この際、スタッフとの打ち合わせはしっかりとスケジューリングすることが大事です。

    スタッフスケジュール例
    1日目
    9:00 クレド・提出書類の確認・在庫・場所の確認
    11:00 機器説明
    12:00 休憩
    14:00 機器説明
    16:00 予約システム
    17:00 勤怠関係・戸締り
    2日目
    11:00 クレド・HP・SNS・労務関係
    12:00 休憩
    13:00 OA機器(アカウント・インカム)・料金体系
    14:00 治療の流れ・メンテの流れ
    15:00 受付の流れ・カウンセリングの流れ・診療の流れ
    16:00 オペの流れ・紹介の流れ・症例同意書について
    17:00 在庫管理・清掃について
    3日目
    9:00 クレド・連絡体制について
    11:00 人事評価制度について
    12:00 休憩
    13:00 受付・診療・会計の一連のロープレ
    14:00 治療の流れ・メンテの流れ
    17:00 内覧会当日のオペレーション・ロープレ
  • 13

    各種届出

    公的機関へ届出が必要な物
    • 保健所での手続き
      事前に、保健所へ相談しに行きましょう。開設届・施設の構造・名称・標榜科目などのアドバイスを受けられるため、開設届の不備などのトラブルを予防できます。提出物は以下です。
      • 診療所開設届出書の提出…診療所を開設するために必要
      • エックス線装置等設置届出の提出…パノラマ・CT・セファロなどのエックス線装置の新設などに伴い必要

      ※その後、実地検査を受け届出書類との違いや、施設の構造や設備に不備がないかをチェックされます。

    • 地方厚生局での手続き
      • 保険医療機関指定申請書…保険診療を行う場合に必要。提出締日が決まっており、期限を超過すると保険診療の開始日が一ヶ月遅くなるため注意が必要
      • 診療料の施設基準等に係る届出書…点数の算定等の為に必要
    • 都道府県労働局での手続き
      • 労災保険指定医療機関指定申請書…仕事中にケガや病気になった人が治療費を受け取るために必要な医療機関として必要
    • 歯科医師会での手続き
      • 入会申込書…入会する場合には必要
      • 医療賠償責任保険加入…医療行為に基づく損害賠償事例となった際に保険金が支払われる

      ※歯科医師会に入会する場合

    • その他、税務署やハローワークへの手続きなど

    届出が済んだら近隣の施設への挨拶周りをしましょう。
    小児歯科医院の開院であれば、保育園等が近くにある場合は
    そういったところにも挨拶することが望ましいです。

  • 14

    内覧会

    歯科医院の開業の場合、内覧会業者に依頼することが多いでしょう。
    チラシポスティング外注費等なども含めると200万円程かかってきますが
    来客数も増えるため、依頼するケースは多いです。
    内覧会は、いかに次回予約が取れるかどうかです。
    認知拡大もありますが実際売上に繋げなければいけません。

    内覧会実施事項
    • 院内見学
    • オリジナルロゴ入りプレゼント(バックなど)
    • 虫歯にならないお菓子プレゼント
    • 歯ブラシなどケアグッズプレゼント
    • 口腔内の視診
    • iTeroなどの3Dシミュレーション体験
    • お口のトラブルがある方への相談
    • 野菜詰め放題
    • お子様向け歯医者さん体験
    • お子様向けお祭り(ヨーヨー釣り等) など
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    そして開業へ

    開業してからが本番
    開業後も実施することは多岐に渡ります。規模が大きくなればなるほど人のトラブルなども発生してくるため、事前に知っておくだけでも対応が早くなると思います。また、開業後の様々な出来事に対応する柔軟性やスピードというのも重要になってくると思います。

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    開業サポートについて
    株式会社ねこのタミの歯科医院開業サポートは「モデル形成」に特化しています。
    モデル形成とは、ご自身が理想とする診療のカタチや
    経営のカタチを形成することを指しています。
    医院ごとのモデル形成例
    • 自費に特化したい医院(特殊な自費も含む)
    • 小児に特化したい医院
    • 予防を特化したい医院
    • 訪問に特化したい歯科医院開業
    • 複数分院型を見据えた医院
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    長年のコンサルティング経験と
    クリニック開業経験に基づいた
    サポート
    開業時からある程度のカタチを形成できる開業サポートは、全国的に少ないと考えられます。
    弊社は特に機器・機材等の販売を行っていないので、納品したら終わりといった考えや自社製品を積極的に販売したいといった発想はありません。「良いモノは良い」「合わないモノは合わない」という考えですので、偏った提案になりません。
    開業してイマイチとなっては意味がないため、どうやったら「繁盛するのか」「理想的なモデル」が大事になってきます。弊社は、長年のコンサルティング経験とクリニック開業経験があり、個々のモデル形成型の開業サポートができると考えています。
株式会社ねこのタミは歯科医院を
開業した経験を広げるべく、
これから開業する歯科医師の方に向けて
「歯科医院開業アドバイザー」を
行っています。
ご興味がある方は歯科医院開業
アドバイザーページもご覧ください。
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