動物病院の開業がどれ程、時間がかかるかわからない方も多いでしょう。
自ら時間を割くか割かないかで大きく変わってきます。勿論、適当に開業の準備をすれば、適当な結果に終わってしまいます。開業を成功させるには、しっかりと時間をかける必要があります。
ここでは準備におけるポイントについてお伝えします。
①開業時期
昔までは1月〜3月(繁忙期前)の開業が多かったですが、今は繁忙期後も増えてきています。
時期によって成功・繁盛するってわけではないと思われます。
また、こちらは今の勤務している状況にもよってくるかと思います。そのため、焦らず、しっかり準備ができる時期に設定していきましょう。
②他からの助言
ノウハウがないモノに対して実施していくのは大変だと思います。また、間違った方向に突き進んでしまう恐れもあります。
その時、大事なのが、第三者からの意見になります。つまり、情報収集です。これを如何に実施し、素直に受け入れられるかも重要です。
では誰に聞けばいいのか?
■勤務している院長または既に開業されてる院長
→実際に開業されている院長の意見は参考になるかと思います。ただこちらに関しては時代背景などもあるので、直近で開業された方に聞くのがいいでしょう。またたくさん患者がきている病院というよりもちゃんと利益率が良かったり、人材の定着が良い病院の院長からヒアリングしましょう。
■業者さん
→業者さんによっては開業に立ちあっている人も多いので、意見を聞くといいと思います。また開業したい立地や競合なども知っている可能性もあります。ただ知識が浅いこともありますので、部分部分での情報収集になるかと思います。
■経営コンサルタントまたは開業アドバイザー
→ある程度事例、ノウハウを持っているので、開業時から依頼してもいいかもしれません。ただ医療など大きな括りではなく、動物病院専門のコンサル会社に依頼しましょう。
■税理士
→税理士に意見を求める場合は動物病院のクライアントが複数ある事務所に相談しましょう。借入など開業初期のお手伝いに関しては、非常に参考になる意見を頂けるでしょう。
③経営計画をしっかり立てる
そもそも「なぜ開業したいか」を考え、「どんな動物病院にしたいか」の構想を立てていくことが大事です。ただただ頭の中だけで考えるのではなく、しっかりと文字として書き留めましょう。目標は書くことで達成する可能性が高まります。また、事前に経営計画を書き留めておくことで、他者に伝えやすいというメリットもあります。
経営計画の書き方のわからない方も多いかと思います。その場合は、得意としている会社にご相談しましょう。
これはあくまでも一例で、他にも準備することはたくさんあります。一つひとつ解決していきましょう。