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動物病院を開業する際、診療時間や休診日はどうすればいい?

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動物病院開業

動物病院を開業する際、診療時間をどう設定するかで悩まれる方も多いかと思います。診療時間を中心に伝えていきます。

動物病院業界の診療時間は拘束時間が長く、非効率な病院も多いです。そして、開業する方のほとんどが元々勤務していた先の診療時間にそのまま合わせてしまっているケースが多いようです。

よくある診療時間は下記になります。
・9時〜12時、16時〜19時

診療がおし、13時になったり、昼休憩中に手術を入れたりするので、この診療時間のままにしていますが、この設定は非効率なる可能性もあります。

診療がおす前提で設定するのもよくないですし、手術が入らないケースもあります。また、従業員の拘束時間が長くなります。場合によっては、昼休憩が2時間以上になる可能性もあります。拘束時間が長いことは従業員の満足度が下がる傾向にあります。そして、このケースですと、シフトになるケースが多いかと思います。早番・遅番などのシフトは人が足りなかったり、充足するケースなどの問題も出てきます。つまり、拘束時間が長いことをなるべく避けることが重要です。

※ただ診療の体制・方針によって長くする場合は仕方ないかと思います。その点の考慮も必要だと考えています。

 

その上で、可能であれば、下記のような診療時間が理想です。
・9時〜12時 13時半〜17時

手術などは診療を多少切って、実施するか、複数獣医師がいる場合は人の調整をすれば問題ありません。また、前後30分の勤務を実施しても8時間勤務でおさまります。つまり、シフトを組む必要がなくなります。

 

では診療日・休診日はどうするべきか?

動物病院は土日祝がやはり混んできます。そのため、土日祝を診療されるケースも多いかと思います。そして、水・木などを休診日に設定している動物病院も多いです。

ただここでも大事なのが、働く環境です。勿論、家庭がある方もおられるので、日・祝は休診日にすることも視野に入れるといいでしょう。勿論、土日両方は厳しいので、土曜日は診療した方がいいです。そのため、休診日は平日のどこか・日・祝でいいかと思います。

ただこれを実現するためには、予約制の導入は必須になります。その際、可能であれば、15分1件のペースでアポイントを入れましょう。そうすることで、獣医師1人で1時間当たり4件は入れられます。動物看護師などをうまく活用することで、獣医師1人当たりでも1時間6件程診ることも可能でしょう。

日・祝休みで17時までの診療は成り立つのか心配の方もおられます。しかし、当社が運営する動物病院もそのように設定し、診療及び採用もうまくいっています。

既に動物病院を経営している方もこの診療時間を見直した方がいいでしょう。

大事なのは如何に「短時間で業績を上げていくか」です。

この高生産性の考えを持たないと、今後、市場の流れに取り残されていくでしょう。