動物病院を開業する際、皆さん「できるだけスムーズに開業したい」と考える方が多いと思います。特に2025年以降の開業では、開業費用の高騰や人材不足などもあり、以前よりも計画性が求められています。
スムーズな開業とは、無駄な工数や無駄な費用を省き、正しい流れで準備を進めることです。そのためには、開業までの仕事量を把握し、どこに時間をかけるべきかを見極めることが重要になります。
すべてを一人で進めるのは非常に大変で、場合によっては非効率になることもあります。状況に応じて、開業支援を行うコンサルタントや専門企業を活用することも、結果的に「儲かる開業」につながります。
動物病院開業で時間を要するポイント
● コンセプト設計
開業準備の中で最も重要な工程のひとつがコンセプト設計です。
勤務医としての経験をもとに、どのような動物病院を新規で開業したいのかを明確にする必要があります。
この段階では、
・どんな診療を行うか
・どの地域・場所で開業するか
・どんな飼い主様に選ばれたいか
といった点を整理し、将来的に安定して儲かるモデルになっているかを考えることが重要です。
自分だけで判断するのが難しい場合は、開業支援を行うコンサルタントに相談することで、より現実的な方向性が見えてきます。
● 立地・物件選定
開業準備の中でも特に時間がかかるのが、場所と物件(テナント)の選定です。
良い物件はすぐに見つかるとは限らず、タイミング次第では数か月以上かかることもあります。立地によって集患力や売上が大きく変わるため、この工程は妥協できません。
開業支援会社や不動産に強いコンサルタントに依頼すれば、診療圏や競合状況を踏まえた物件紹介を受けることができ、効率的に進めることが可能です。
● 資金計画・費用の把握
開業時には多くの費用が発生します。
内装、医療機器、人件費、広告費など、想定以上に資金が必要になるケースも少なくありません。特に金融機関からの融資は、書類作成や審査に時間がかかるため、早めの準備が重要です。事業計画書の完成度によっては、融資条件にも大きな差が出ます。開業に慣れているコンサルタントの支援を受けることで、無理のない資金計画を立てることができます。
● ホームページ・集患対策
HP制作は業者に任せることもできますが、SEOが上がらなかったり内容が実際の診療方針とズレてしまうケースもあります。
特に新規開業時は、
・どんな病院なのか
・どんな想いで診療しているのか
・どんな人に来てほしいのか
を明確に伝えることが重要です。
開業前から記事を準備しておくことで、開業直後から集患につながりやすくなります。
● 契約・各種手続き
医療機器、内装、システム、広告、スタッフ関連など、契約業務は非常に多く発生します。
準備が遅れると、開業日に間に合わないケースもあるため確認が必要です。ここでも開業支援企業やコンサルタントの存在が大きな助けになります。
動物病院開業を成功させるポイント
● 開業支援・コンサルタントの活用
近年は、個人で全てを進めるよりも、専門の支援を受けながら開業するケースが主流になっています。
支援内容は会社によって異なりますが、
・資金計画
・物件選定
・開業スケジュール管理
・集患支援
ここまで一貫してサポートしてくれる企業を選ぶことが重要です。
● 個人事業主か法人か
開業当初は個人事業主からスタートするのがおすすめです。これは消費税の絡みが大きいと言えます。起業2年間は消費税免除になりますので、個人で開始し、2年経過後に株式会社を設立すると最大4年消費税免除が受けられます。
また、法人化のタイミングでは、必要な書類の提出方法や手続きの基本を理解しておくことが重要です。2年経つとある程度事業も軌道に乗ってくるため、そのタイミングで株式会社を設立する方も多いです。
- 補助金・助成金の活用
自治体によっては開業時に使える補助金制度があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。申請にあたっては、必要な書類の提出方法や期限が細かく決まっているケースも多く、基本を押さえて準備することが大切です。
少額のものから100万円単位のものまで幅があり、医療機器や設備投資に活用できるケースもあるため、早めの情報収集を行うことが重要になります。
開業をスムーズに進めるためには、スケジューリングが非常に重要です。どのタイミングで、どの手続きを、どの方法で行うのかを整理しておくことで、無駄な手戻りを防ぐことができます。
スケジュール管理を支援してくれる企業に依頼するのも一つの方法ですし、ご自身で基本を押さえて進めることも可能です。
まとめ|スムーズで「儲かる」開業を実現するために
動物病院開業を成功させるためには、
・正しい流れと基本を理解する
・費用と資金計画を明確にする
・必要な書類の提出方法を把握する
・場所と物件を慎重に選ぶ
・必要に応じて支援やコンサルタントを活用する
これらが欠かせません。
開業はゴールではなくスタートです。
開業後も安定して「儲かる病院」をつくるためには、準備段階でどれだけ丁寧に設計できるかが大きな差になります。
執筆者
株式会社ねこのタミ 代表取締役 辻建三
実際に動物病院の開業を経験したことで、無駄のないセンターピンをおさえたリアリティのあるアドバイスを実施します。
動物病院の経営コンサルティング経験を生かし、開業後に持続的に飼い主様に選ばれ続ける病院作りを見据えた開業を体制を構築していきます。
また、ゴールが「開業」ではなく、「開業後しっかり繁盛するか」に定めており、黒字化するまでサポートを実施しています。
医療関係者とは500件以上接点があり、医療関係のセミナーを10年以上計100件以上
コンサルティング実施先は約80~100社
評価構築サポート 100社以上
EDUWARD Press 執筆
パナソニック株式会社 執筆


