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1.5次診療・2次診療の動物病院開業

  • 動物病院

1.5次診療・2次診療の動物病院開業におけるポイントをお伝え致します。

 

動物病院を開業する際、ほとんどのケースで1次診療での開業が多いため、なかなか1.5次診療・2次診療・夜間専門といった部分の情報は少ないかと思います。

今回はそれぞれの特徴や開業のポイントについて触れていきたいと考えています。

 

【1.5次診療】

坪数

30坪~60坪

※30坪はCT設置する場合は手狭になる場合があります。

開業資金

6,000~10,000万円

メリット

中核病院として、多くの飼い主様の来院が見込める

ご自身が実施したい診療・オペなどができるケースがある

デメリット

ある程度の人数を雇うため、マネージメントが重要になってくる

導線が大きくなるため、一人当たりの生産性が下がる可能性がある

 

 

開業相談において、ゆくゆくは1.5次診療にしていきたいというご要望も頂きます。その際、まずは1次診療がしっかり行える設備だけを用意し、キャッシュ(現金)が増えていけば、次第に拡大する流れが多いです。

つまり、開業時は1次診療の部分のみを構築し、売上が順調になっていけば再度融資を受けて改装を実施するという流れです。そうすることで、初期の投資を抑えられ、リスクが低い開業ができます。

ただその際、開業時に使わないスペースが生じるため、売上と家賃比率が見合わないことがあります。

 

1.5次診療になると、駐車場は確保した方が望ましいです。そのため、ある程度坪数が必要となってくるため、郊外型のモデルと言えます。診療項目・実施できる診療が多い場合は、ある程度遠方からも来院が見込まれます。

 

【2次診療】

坪数

60坪~

開業資金

10,000~20,000万円

メリット

全国的に件数が少ないため、地域の動物病院と連携すれば、集患は問題なくできる可能性が高い

デメリット

規模が大きくなるため、開業資金(借入額)が莫大になる

高度医療に対応可能な人材の確保・マネージメントが必要

 

 

2次診療になると、坪数・機器が大幅に必要となってくるので、開業資金自体が高額になる傾向にあります。

2次診療を行う場合、高度医療や救急に対応する必要があります。獣医師や看護師といった高度医療対応可能なスタッフ確保や労働環境の整備などが通常よりも工数が多くなる傾向にあります。

 

また、2次診療になると、地域の1次診療・1.5次診療との関係性も重要です。基本的には紹介が多いため、しっかり情報共有や飼い主様をかかりつけに返してあげるような体制を構築しなければいけません。

あくまでも各院長も「人」ですので、やはり常時コミュニケーションや関係性が重要になってきます。

 

また、2次診療施設の開業の場合、眼科専門・皮膚専門など科目に特化しているケースも多いです。その場合、単価も高く、規模なども抑えられるメリットがあります。つまり、本格的な専門特化をしたい場合は2次診療施設の専門特化をすると望ましいです。

 

全国的に2次診療施設は50件程度、夜間を実施している施設は700件程度に留まっています。これは全体で考えたら数パーセントです。また県・市町村によっては遠くまで2次診療施設・夜間がないといったこともあります。そういった地域に開業すると、必然的にニーズも増え、すぐに繁盛が見込めるとも言えます。

 

最終的には「ご自身がどう経営していきたいか」ということが重要です。診療体制は1度決めたら変えるのが難しいため、しっかり考えて開業に入って頂けたらと思います。

 

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