最近では開業時から予防主体とした体制を取っていきたいという方も多く聞きます。それは現状、勤務されているのならば、院長先生がそういった方向性の方が多いからだとも言えます。
また、日本人の口腔内環境並びに健康意識も年々高まってきています。今後の医科・歯科においては【未病・予防・検査】といったことが経営の最大のキーポイントになってくることも予想されます。
予防比率が高くなるのは都心だろうと、郊外だろうと差はありません。つまり、立地に関係なく、予防歯科は強化できると言えます。
ただ予防中心となるとある程度の規模(坪数)が必要になってくることもあり、郊外型の方が有利に働くこともあります。
そして、最終的には予防体制という側面が大事になってきます。そのため、経営後、予防を徐々に伸ばすという発想ではなく、「最初から予防中心で通ってもらう」ということを意識し、開業時から設計・体制構築をすることをおすすめいたします。
【予防歯科中心(メンテナンス中心)の歯科医院開業】
予防を中心に考える場合、ある程度レセプトが溜まっていくモデルになってきます。
そうなると、今度は人・チェアが足りなくなってきます。そのため、ある程度の予防体制を構築したい場合はチェア6台以上設置することを念頭に入れておいた方がいいでしょう。
勿論、開業直後からレセプトが溜まるといったことではないので、開業直後には配管のみ通しておいて、開業から数年後にアポイントに対してチェアが足らなくなれば、7台、8台とチェアを増設していくことが望ましいです。
【チェア数と坪数の目安】
項目 |
広さ |
3~5台 |
30坪 |
5~7台 |
40坪 |
6~8台 |
50坪 |
8台~9台 |
60坪 |
10台 |
70坪 |
予防においては成人・小児など設計の段階から重要となってきます。個室にするのか、半個室にするのかなど考えていく必要があります。中には個室を嫌がるスタッフもいるので、一概には個室が良いとも限りません。半個室などの体制でも予防体制は構築できると考えられます。
カウンセリングルームなどを考慮すると50坪程度が理想ともいえる。
※その分、家賃が高くなるので、損益分岐点並びに初期投資があがっていきます。
配管だけはなるべく通せるだけ通しておくことが重要です。実際、通してなくて後悔される方も多数います。
【予防歯科中心の歯科医院開業のポイント】
予防歯科は外観・内観も重要ですが、衛生士のマインドと流れの構築の方が重要です。予防に結びつく診療の流れを開業時から構築し、同時に衛生士の日々のスキル向上とマインドの構築が重要と言えます。
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