歯科医院を開業する際、自費率をどこまで高めていきたいかという点は考えなければいけない部分でしょう。保険中心(予防中心)か、矯正やインプラントなどのご自身の強みの診察を生かして自費率を30%以上まで高めていきたいのかなど様々なお考えがあるでしょう。
そして、中には開業と同時にある程度自費診療に比重を置いた診療をしたいという方も多いと思います。
ここで大事なポイントとして、自費率が高い歯科医院を開業したい場合、「ゆくゆくは」という考えではなく、開業時から自費率が高くなる設計(内装も含め)構築することが大事です。
保険と自費の適正割合の判断は難しいですが、自費率40%以上あれば、自費の柱としては大きいと考えられます。
自費率の高い歯科医院は開業立地によって差はほとんどありません。つまり、自費が高い医院の特徴として都心・郊外は関係ないと言えます。あくまでも診療の中身(モデル)が重要となってきます。
歯科医院を開業していると、ある程度自費を強化することで自費率30%は達成できます。それ以上の自費率を目指す場合、しっかりと販促していくことが重要になってきます。
なお、キャッシュ面などを踏まえると、新規開業はまずは保険と併用することをおすすめします。自費の比重が高くなったところで初診のみ保険対応、メンテナンスのみ保険対応などに切り替え、順序を追って自費100%にしていくことが望ましいです。
【自費診療メインでの経営的側面のメリット】
・坪数が小さくても売上や利益がでる
坪数が小さくとも自費売上が高い場合、高生産性をうむことができます。また、そうなるとスタッフの数も少なくなってくるので、採用や人件費といった悩みも軽減されます。
・自身の実施したい診療が提供できる場合がある
自身が実施したいオペ・診療を中心に販促することで、その患者さんが集まってきます。結果自身が実施したい診療が中心になってきます。
・診療時間やアポイントに左右されない
自費診療の場合、患者様側が比較的時間の都合を合わせて来院してくれるケースが多いです。そのため、自費率の高い病院はキャンセルなども少ない傾向にあります。
また自費率・自費売上にもよりますが、診療時間も17時終了でも経営が成り立ちます。
【開業後、自費率をあげていくことの難しさ】
開業後は、診療の中身・フローというのが習慣化されてしまいます。そうなると、一つのことを変えるだけでも大変になってきます。そうなってくると、自費率が高まっていくスピードも自ずと遅くなってしまいます。
また自費率の部分(診療の動き・考え方)はスタッフの理解というのも大事になってきます。それが開業時であれば、「当たり前」にすることが可能になってきます。
そのため、開業時の診療のカタチというのはその後の経営に関わってくるので、非常に重要です。
【開業時から自費率を高めていくポイント】
自費率を高い歯科医院の開業をしたい場合は、「一貫した流れ」が重要です。そのため、補綴コンサルだけを実施する、セカンドコンサルだけを実施するなど部分部分の強化では不十分と言えます。あくまでも初診から終了まで一貫した自費の販促が重要になってきます。これは初診で来院前からのWEB販促も含まれます。
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