2024年12月に動物病院を開業した「秋田ソフィ動物病院」様の開業レポートになります。
内覧会2日間で220名以上の集客に成功した動物病院様です。今後、開業を検討されている方は是非ご覧ください。
■動物病院を開業しようと思ったきっかけは?
獣医師資格を取得したのちに、東京の動物病院で勤務し地元の秋田市に戻ってからは県庁の職員として勤務していたのですが、さまざまな事情で収容される犬猫の治療をしながら、やはりまた小動物臨床(動物病院)で働きたいと思うようになりました。また、秋田県内では、犬猫以外を診察する動物病院が少なく、知人等から相談を受ける事が多かったため、犬猫にかぎらず広く相談・診察ができる病院を自らの手で開業したいと思いました。自分が一緒に暮らしている愛犬愛猫の健康を自分の手で守りたいという気持ちも高まってきたこともあります。
■開業準備において一番大変だった点
金融機関からの資金調達が大変でした。ねこのタミさんにサポートしてもらって、売上の15カ年シミュレーションや事業計画書などの資料作成をしましたが、金融機関の担当者から色々な角度からヒアリングや数値エビデンスを確認されて苦労した記憶があります。また、秋田市の商工会議所の創業に関する補助金申請も行ったのでその資料づくりやプレゼンテーションの準備に時間がかかりました。無事に補助金の申請もおりてよかったなと思います。
■当社(株式会社ねこのタミ)に依頼したきっかけと所感
ねこのタミさんのホームページをみて、問い合わせしたことがきっかけです。女性獣医師の開業サポートも力をいれているということと、ねこのタミさん自身も動物病院開業のご経験があり、今までもたくさんの開業サポートをされているということを知り、それも依頼の後押しになりました。融資や物件探しなど、進め方もわからないことだらけだったので、開業のプロに依頼してよかったと思います。特に、補助金の申請や融資のための資料作りなどは、自分一人ではできなかったと思います。
■開業から早期黒字化が達成できた理由
コンビニ跡地のテナントで開業したことが大きかったと思います。コンビニ跡地で、車通りの多い道路沿いに立地していますので目立つ場所です。また、内覧会で200名以上の方にご参加いただいたこともよいスタートダッシュを切れた一因かなと思います。内覧会は事前に周辺エリアにチラシを配ったり、インスタグラムで発信したり、テナントの窓部分に内覧会の案内ポスターを設置したり工夫しました。
そして、7時30分から早朝診療をしていることも大きいです。夜間に具合が悪くなった動物が翌日の早朝に予約をいれる流れです。午後は14時から診療していることも、他医院との差別化になっているようで、14時から予約はとても埋まっています。
■今後の展望について
新規開業したクリニックということもあり、セカンドオピニオンやサードオピニオンを求める飼い主様が非常に多いので、ご希望に沿えるようにじっくりとお話を聞くようにしています。困っている飼い主さんや動物のよりどころとなれるように、1頭1頭に向き合って丁寧に診察していきたいと思います。また最近は、小鳥の診察ニーズが多いことを感じています。小鳥専門の診察をする獣医師と連携する取り組みを開始して、自分自身の小鳥の知識やスキルアップデートをしつつ診察の受け皿を広げていきたいと考えています。