動物病院の開業

【当社の想い】

まず動物病院の開業ノウハウをお伝えする意図をお伝えします。

弊社は自身の動物病院の開業を通して「開業したいなと思ったけど、断念しちゃうこと」が減ること・どんどん意欲的に開業する方が増えることを望んでいます。

「開業してみたかったから開業した」という単純な理由だろうといいとも考えています。「うまく表現できないけど開業したい」という想いがあれば、開業するべきなのです。それが利益が薄い開業モデルだろうと関係ありません。周りに否定する人もいるかと思います。ただ外野は所詮外野なので、ご自身の判断で決めるべきです。

そのため、変にノウハウを隠すことなく、皆様の動物病院開業のヒントになればと想い綴っています。

弊社も含め開業のサポートしてくれるところはいくつかあります。依頼してくれたら素直に嬉しいですし、全力でコミットしますが、そういったサポートを使わなくともいいとも感じています。敢えて頼らない・頼りたくないといったことも、それもまた正確です。

【動物病院開業・経営は大変か？】

動物病院の開業・経営は大変かどうかの軸で言うと、大変です。
これは動物病院に限らないことですが、0から1をうみだす作業はかなりの工数を要します。今まで経験したことのないことやストレスも発生します。
しかし、大変を乗り越えなければ自己実現・自己成長に繋がりません。そのため、大変であろうと成長軸で考えると実施した方がいいと考えています。

【黒字化する開業のノウハウ】

動物病院開業のゴール設定をどうするかによりますが、短期的に考えて「黒字化」と捉えるのならば「家賃」「集患」の2点をおさえていれば、達成できる可能性が高いです。

まず家賃は30万円台でおさえるといいです。開業した後の経費の大半が家賃・材料費・人件費になります。もしご自身獣医師の場合はこの人件費の部分は大きく削除できます。その際、材料費は削るのに限界があるため、家賃という選択になります。今まで開業する人ですぐに黒字化している人を見ていると、この家賃の部分をおさえられている傾向にあります。

次に新患ですが、新患は月60件を達成が出来れば早期黒字化する可能性が高いです。単価が低くとも、リピートが低くとも、常時新患がこの数まであると早い段階で黒字化します。ただ新患60件というのはハードルが高い方なので、しっかりとした集患体制を構築しないといけないのも事実です。

この2点以外にも黒字化する方法やモデルはありますが、まずはこの部分をおさえておくことは大事です。

【黒字化の先を見据えること】

単に黒字化だけがゴールであれば、黒字化した後、更に飛躍しようといった意識も薄れてきます。そのため、開業前から一歩先のゴールを決めるべきです。

一歩先のゴール設定はどんなモノでも大丈夫です。

「トリミングも含め周辺事業をやっていきたい」

「地域で一番のシェアを取りたい」

「従業員10人規模の組織にしたい」など

そういった目標を立て、達成できたタイミングでまた次の展望・目標がうまれてくることが多いです。目標がなければ、目指す方法や向上心も薄れてしまいますので、予め決めておくことが望ましいです。

経営は常に【探究心】を持つことが大事だと考えています。そして、その探求心が企業の成長に繋がってきます。

【開業のステップ】

なるべく細かくステップを記載しています。参考になれば、幸いです。