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動物病院経営以外にも他の経営や事業をするべきか?

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動物病院経営

中には動物病院における周辺事業も合わせて実施するか考えてる方もおられるかと思います。

 

~動物病院の周辺事業~
そのため、ここでは動物病院にまつわる周辺事業についてお伝えしてまいります。

もしあなたが動物病院経営以外の他の事業を実施したい場合、全く畑違いの事業はなるべく避けるべきです。
何故なら動物病院以外ではノウハウも経験もないため、成功する確率が低いからです。
※勿論、今まで経験している方や勉強をしている方は問題ないかと思います。

そうなると、周辺事業ということになります。実際に動物病院経営者でも周辺事業を実施している方も多いです。

周辺事業一覧
・トリミング
・ドックラン
・ドッグカフェ
・しつけ教室
・ペット幼稚園
・リハビリ施設
・老犬ホーム
・ペットホテル
・保護犬・保護猫施設
・EC・ネット通販(オリジナルブランドなど)
など

動物病院の併設で比較的多いのがトリミング施設かと思います。勿論、飼い主様の満足度としては、良いかもしれません。

ただトリミングは生産性が動物病院よりも低い傾向にあります。本当に生産性を上げていきたい・利益を上げていきたいなら、トリマー1人あたり月40万円を稼ぐのを目標にしなければいけません。そうなると必然的に1日カットする件数も決まってきます。開業してすぐにはトリミングのアポイントは埋まりにくいので、開業と多少時期をずらすといいかもしれません。

投資金額が少なくても済むのが、しつけ教室、ペットホテルです。トリミング同様生産性を高めるのは難しいと言えます。

老犬ホーム、リハビリ施設、幼稚園、保護犬、保護猫施設、ドッグランはある程度坪数が必要になってきます。またその施設専任の人も確保しなければいけません。ホームや幼稚園などは院内からの誘導だけでなく、ダイレクト集患が求められます。毎月の固定費が大きい分、リスクは伴ってきます。

 

~何のために実施するのか?~
結論としては、経営者がどうしたいかによってきます。

ただ単純に業績を上げたいのなら動物病院に注力しましょう。
動物病院経営の周辺事業では、動物病院経営が一番利益率の高い事業になるケースが多いため、本業に本腰を入れた方がいいのではないかという結論になります。

大事なのは「その事業を何故実施するか?」です。
構想をしっかり構築してから実施するのが大切です。

飼い主様の満足度をあげるためならば、勿論正しい選択だと思います。

しかし、収益性をもっとあげていきたいという面であれば、左程大きくはプラスにならないかと思います。

場合によっては、収支がトントン・マイナスになる可能性もあります。そのため、社会性の面での新規事業で捉えていくことが大事になってきます。

また、周辺事業を実施したいのならば、まずは本業の動物病院経営が安定してからか、生産性を伸ばしきってからが望ましいです。ワンドクターであれば、1億または従業員年間生産性2千万円を目指すのが重要かと思います。

勿論、構想を立て、実施することは非常に良いことですが、それに収益性とご自身のノウハウ・経験が伴っているかという判断も大事になってきます。

収益だけを考えるのならば、商圏が限られている動物病院業界では複数分院展開が良いかと思います。勿論、分院を出していくとマネージメント要素が大事になってくるので、臨床から離れて経営者業の負担も大きくなってきます。

何でもかんでも事業を拡大すると管理も複雑になり、著しく生産性も下がります。まずはご自身の構想をしっかり組み立ててみてください。

動物病院の開業・経営について何かお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。