動物病院を開業される際、
「周辺にどう挨拶していくのか」
「開業までに告知はどうしていくか」
悩まれている方も多いかと思います。
この2点について、どのように対応していけばいいかをお伝えしていきます。
~挨拶回り~
・近隣
店舗を構えての開業となると、まず工事が発生します。その際、お隣や同じテナントに入ってる人に騒音などで迷惑をかけるかもしれません。そのため、工事が決まってから、菓子折りとともに挨拶回りをしていきましょう。
・動物病院
獣医師会に入る方は特に周りの動物病院への挨拶は欠かさず行いましょう。また、ご自身が2次診療を実施しない場合は誘導する2次診療施設にも挨拶回りするといいです。
・その他施設
もし時間的に余裕がある場合はトリミングサロン、ペットショップなどにも挨拶しに行くといいです。場合によっては、動物病院に誘導してくれるケースもあります。
工事で迷惑をかける近隣以外は早く挨拶回りする必要はなく、オープン日の1か月前ぐらいで大丈夫でしょう。また、可能であれば、菓子折りなども持参しましょう。
開業前はバタバタしてしまうので、時間がある時に挨拶回りも告知も済ませておきましょう。
~内覧会~
動物病院を開業する際、内覧会を実施した方がいいのか悩まれている方も多いかと思います。
結論、実施した方がいいです。
ただ内覧会業者に依頼すると、総額約200万円程かかってきます。勿論、業者によって金額は違いますし、その中にチラシ配布代なども含まれてはいます。歯科業界ではよく依頼しているケースは多いですが、動物病院ではまだまだ少ないのが実情です。
そして、依頼して効果があるケースと思ったより効果がないケースがあります。これは天候、曜日、立地などに大きく左右されるからです。
実際、動物病院では自前で実施される方も多いです。勿論、準備などは大変になってきますが、安価に済みます。また、お取り先になるメーカーさんやディーラーさんもお手伝いしてくれるケースもありますので、一度相談してもいいかと思います。
次に、内覧会について、よくあるご質問を記載していきます。
・なぜ内覧会を実施するべきか?
初めて行く動物病院は少し気が引ける方も中にはいたりします。既にかかりつけがいる方などにもお気軽に立ち寄って頂くことも大切です。
・どれ程の日程を実施すべきか?
2〜3日で十分です。その際、土日祝などに内覧会を実施するといいかと思います。また内覧会後は日程を空けず、なるべくすぐに開業するのが望ましいです。
・内容はどうするべきか?
まず子供が多い地域であれば、子供向けのコンテンツも用意するべきでしょう。
例えば、獣医師体験など。
他にも保護犬・保護猫の譲渡会なども実施するケースなどもあります。
こちらのコンテンツに関しても正解はありません。飼い主様が喜んでくれるコンテンツにするのが一番です。
あくまでも次回来院してもらうことが大事です。それを実施できたら内覧会を実施した価値は出てきます。
内覧会業者に依頼するのか、自分自身で自前で実施するかは自由です。
どちらが正解ということもありません。是非、試行錯誤してみて、内覧会を実施してみてください。
~チラシ配布~
ではどれぐらいの範囲に内覧会・開業チラシを配るべきか?
一般的には郊外では車で15分ぐらいが診療圏になることが多く、都心では車で10分ぐらいが診療圏になることが多いです。つまり、それぐらいの範囲にチラシを巻いていくことが大事です。たくさん配布すればその分金額も高くなり、反響率も下がります。
また同時にWEB広告なども実施することが望ましいです。現在、WEBの集患が増えているので、WEB広告なども反響率が高いです。
そして、Instagramも少しづつ反響がでる状況となっているので、こちらも積極的に取り組むといいでしょう。