ブログ

BLOG

動物病院開業の機器・機材

  • 開業

動物病院開業の機器・機材

動物病院の開業する際、どのような診療を実施するかで機器・機材が変わってきます。

そもそも勤務医であれば、普段あまりディーラーともお付き合いがないので、詳しくないといった方も多いかと思います。機器・機材の種類ではなく、購入についてお話していきます。

~新品~
診療にこだわりがあったりだとかの場合、機器・機材も新しいモノを求める人も多いかと思います。精密な機械等はやはり新品の方が安心です。ただ高額になるため、中古またはリースも検討するといいです。

~中古~
他の動物病院が不要になったモノまたは動物病院が廃業して不要になったモノがそのまま中古として再利用されるので、型落ちのものが多いです。ただ安価で購入できるので、積極的に導入するといいです。特に精密機器ではないゲージなどは中古でも安心できるかと思います。

また常に中古の商品があるとは限らないので、その際は新品で購入またはリースするしかありません。

~リース~
エコー、レントゲン、ICU、CT、MRI、PCなど高額または5年程度で買い換えるモノはリースで対応した方がいいでしょう。

また、リースにも様々な保証対応があるので、安心して使えるかと思います。ただレンタルとは違い、リース料は満期まで支払い続ける必要があります。つまり、不要になったとしても、リース料は最後まで支払わなければいけません。リース期間が終わった後は延長という形になりますが、この時期になるとだいたい買い替えるケースが多いです。

利息がかかってくるので、全部リースにするのは現実的に厳しいので、部分部分の補填で利用するのがいいでしょう。

~ディーラーによって違いはあるか?~

結論から言うと、あります。
ディーラーによっても価格、サービス、中古の取り扱いなど変わってきます。
そのため、相見積もりと面談を実施していくといいです。

~初期費用はなるべく抑える~
開業の際、全て揃えようとしたり、スペックの高いモノばかり揃えると初期投資が高くなります。

そのため、抑えられるところは抑えていくことが大事です。

また、開業後、モノづくり補助金なども検討してもいいかと思います。こだわり過ぎるとあまりうまくいかない
開業
動物病院に限らず、他の業界もそうですが、自分のこだわりを強く出し過ぎるとマイナスに左右するケースがあります。

これから動物病院を開業する方は「こうしたい、ああしたい」など想像も膨らむかと思います。色々と考えることは大事です。ただ一概にそれがエンドユーザーの満足度向上に繋がるとは限らないということです。

例えば、内装にしても、ご自身の趣味の部分を入れる方もおられます。ただその内装が飼い主様が好む内装かは必ず一致するとは限りません。そのため、飼い主様の目線で判断していきましょう。

それは機器・機材も同様です。

技術や診療への探究は勿論、大事です。ただそれに伴って機器・機材を全て新品で購入すると、膨大な金額がかかってきます。そのため、徐々に機材・機器を増やしていくか、中古を購入するか、リースで対応するかなど工夫が必要です。また、補助金なども活用しながら購入していく観点も大事になってきます。

このようにこだわりを出せば出す分、費用がかさんできます。勿論、こだわりがなければいいという訳ではなく、こだわりが強すぎるとうまくいかないケースが多いと言うことです。

そして「技術があるから大丈夫」という考えだけでは経営は難しいです。

獣医師の方々は日々勉強、診療をされておられるので、技術がどんどん向上していくと思われます。この分野では他の方よりも優れていると感じてらっしゃる方もおられると思います。これは別に悪いことではなく、どんどん技術向上することは大事です

ただ技術があるからといって、開業後、病院が繁栄するとは限りません。ご自身の周りを見渡しても「あの人は技術があるから、もっと病院が繁栄してもいいんじゃないか」って感じるケースもあるかと思います。

つまり、少なからず経営の側面も大事になってきます。技術と一緒にそれをどう販促していくかです。

このようにしっかり飼い主様目線と経営的な側面も大事にしましょう。お一人で開業するとなるとどうしても偏ってしまうので、様々な方からアドバイスを頂きましょう。