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女性獣医師の開業

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女性獣医師開業

これから開業を視野に入れている女性獣医師の方にとって、不安材料はたくさんあるかと思います。今勤務されていて、そこが大変であれば、尚更そう思うでしょう。

女性獣医師の開業において、特に大きな課題が「ワークライフバランス」です。結婚、出産を控えていたら、余計考えさせられる課題かと思います。

女性の獣医師さんで一番多いお悩みが家庭との両立です。出産・育児など女性の負担は大きく、そういった側面から、開業を控える方もおられます。

とは言え、開業したいと思ったら開業するべきなのです。

そして、女性獣医師さんが働きやすく、更に生産性の高い病院を構築することが重要になってきます。

~開業での診療時間・内容~
■診療時間
診療時間は17時までに設定するといいです。それはご自身だけでなく、従業員も働きやすい環境になります。
ただ診療時間は6.5時間〜7時間にした方がいいので、昼の時間を短くしましょう。手術などは診療を切るかなどで対応するのがいいです。

そもそも動物病院は拘束時間が長い傾向にあります。それを脱却しない限り、女性に優しい環境とは言えないでしょう。

■診療内容
多くは1次診療で開業されるケースが多いかと思います。その際、手術は簡単なケースで、難症例などは1.5次、2次診療施設とアライアンスを組んでおくといいです。また、入院の実施は避け、日帰りで対応するようにしましょう。

また可能であれば、パートや正社員の勤務医を雇うといいです。

家庭があると急な休みを強いられるケースもありますので、院長だけに依存しない体制を構築するべきです。つまり、リスクヘッジの対策もしておくことが重要です。

~働きやすい動物病院の開業の形態~
ここでは家庭を両立させながら開業する形をお伝えします。

■専門特化
開業の方法として、何か専門分野で開業する方法があります。
例えば、下記が例として挙げられます。

・避妊、去勢専門
・予防専門
・歯科専門
・皮膚専門

専門特化することで単価があがり、1日診察する件数も少なくて済みます。つまり、早い時間で診療が終われるということです。また、専門特化することで設備投資を抑えることができます。坪も15坪またはそれ以下でも対応出来るので、開業しやすいというメリットもあります。

また、その際、入院はなしにするといいです。

■往診
箱は持ちませんが、往診という方法もあります。現状、往診の新規獲得はWEBがほとんどです。しかし、まだマーケティングが確立出来ていない部分も大きいです。ただ老犬、老猫が増加していることから、この分野は徐々に伸びていくと考えられます。通常の診断料に往診料約2千円〜5千円がプラスになってくるイメージです。移動効率や多頭飼いなどの絡みもありますが、1日に診れる件数は限られてきます。ただ働きやすい時間などで対応できるので、家庭との両立はしやすいと考えられます。

■経営者という立場になる
プレーヤーではなく、経営のみを実施していくやり方もあります。体制や診療などはレクチャーして自身の理想に持っていけば問題ありません。経営者としてであれば、どんな診療の形でも再現しやすいです。

どの道、出産・育児のためにも獣医師は院長自身以外にも採用していきましょう。
「採用しても、動物病院として流行るかどうか心配」という方もおられるかと思います。ここは集患で空きアポを減らしていけば、必然的に業績も上がってきます。

また、開業したい場合は、家庭と両立のできる開業にチャレンジしてみてください。近年、女性の獣医師さんも増えてきて、開業を視野に入れる方、既に開業された方も増えています。
そして、開業はたくさんお金をかければいいという問題でもありません。如何にローコストで開業し、最大限の効果を出していく病院を目指していくかが大切です。15〜25坪で1億ぐらいを目指すコンパクト経営をするといいです。家庭がある方なら余計、リスクを減らしていくのが大事です。

当社では女性獣医師さんの開業を積極的に応援しています。不安で開業を控えることなく、皆様がご自身のしたい病院を構築出来ることを願っております。

開業を検討されている方はお気軽にご相談ください。

当社への動物病院開業は下記LINEまたは問い合わせフォームからお願いします。

https://line.me/R/ti/p/@204otxti

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