動物病院業界において、全体のおおよそ40%程度しかWEBに対してちゃんと取り組んでいないです。未だに30%程度は自社サイトさえ持っていません。残りの30%も古いサイトだったり、更新されていなかったりします。
動物病院業界はまだまだWEBが弱いです。ただ飼い主様はそうではありません。新患のほとんどがWEBサイトを見て、来院します。
これからホームページ制作する方、既にホームページ制作されてリニューアルしたい方など様々おられるかと思います。今回はHP制作におけるポイントをお伝えします。そもそもHP自体ないという病院はすぐに制作した方がいいでしょう。
~HP制作会社の選ぶポイント~
HP制作するためには基本的には外注することがほとんどですので、まずはHP制作会社を選ぶポイントを記載致します。
①フォロー体制・レスポンス
月管理料にどれぐらいのフォローが入ってるかを事前に確認することが大事です。また、修正が遅い、そもそも返事が遅いといった業者も数多くいます。「毎月1ページ制作可能などの契約であったが、修正が遅くて、全然制作できていない」といったお声も聞きます。この点は事前にしっかり把握しておくことが重要です。
②料金
コンテンツ内容やデザイン性などによって料金は変わってくるケースが多いですが、今までのケースを考えると、動物病院のHP製作費は60万円〜120万の間が妥当だと感じます。また月々の管理料は1万円を超えると高いので、そこは注意が必要です。先程述べたように毎月1ページ制作可能の内容が入っていても、それを実施している病院・制作会社は少ないです。また、製作費が安いというだけで選択するのもやめましょう。
③デザイン性
デザインは制作会社によって変わってきます。同じテンプレートを使用している場合は安くなる可能性もありますが、独自性に欠けてしまいます。時代によって流行などもあるので、それをしっかり捉えている会社を選択しましょう。
④実績
一番良いのは実績をしっかり見ることです。デザイン性が高いか、検索順位(SEO)が上位表示されているかなどを調べておくと良いです。
営業などの方の話をすぐに鵜呑みするのではなく、第三者の意見も聞きましょう。そして、担当者によっても変わってくる場合があります。友人に依頼するケースもありますが、友人の場合、不満があっても言えないケースも多いかと思います。なるべく友人などは避けた方が望ましいです。
~HPのSEO~
そして、HPを作ったことに満足して終わってしまう方もおられますが、閲覧されなければ意味がありません。そのため、検索順位(SEO)の上位表示のために対策しなければいけません。
①コンテンツ
しっかり内容のあるHPでなければいけません。また、量も必要です。コンテンツの質・量ともに大事になってきます。
②ページスピード
表示されるページスピードが早いかどうかは大事になってきます。また、ページスピードが遅いと離脱に繋がります。
③タグ
HPの中身の情報ですが、こちらはしっかり対策したいキーワードになっているかが重要です。
④更新頻度
定期的な更新が大事ですので、ブログなどでどんどん良い内容をアップしていきましょう。
開業以来、ホームページを変えていない病院もありますが、5年に1度はリニューアルした方が良いです。デザインなどもその時代の流行りなどもあるので、古い型のままだと競合に見劣ってしまいます。
~専門サイト構築について~
動物病院で自社サイトさえあればいいと思われる方も多いです。
勿論、ブログをたくさん書くだけで、その内容の主訴で来院してくれたりします。ただこれは現時点での話です。
では今後どういう流れになっていくか?
自社サイト以外にも専門サイトを持つ病院が増えていき、ブログだけでは来院してくれなくなります。また、そもそもHPの見栄えが良くなければ、来院も減っていきます。
ではどんな専門サイトが反響があるのか?
■歯科処置
■皮膚
■眼科
■整形
■FIP
など
疾患で多いモノだと来院が増えます。
また、1枚のLPで作られる方もいます。それであればある程度安価で抑えられます。
専門サイトの方はSEO(上位表示)に有効ですが、製作費が高くなる傾向にあります。
LPだろうが、専門サイトであろうが、広告は必要になってきます。エリアなどにもよりますが月10万円は見込んだ方がいいでしょう
勿論、それ以上の反響を取っていくのが前提です。
つまり、いくらご自身の腕に自信があったとしても、周りに知ってもらうために露出しないと発揮する場がないということになります。
開業してすぐはキャッシュを気にされる方も多いですが、可能であれば、開業と同時に立ち上げるといいでしょう。専門的な処置なので、単価も高まり、黒字化する手助けにもなります。
HP制作は制作会社に任せっきりでは良くないので、是非、自ら積極的に取り組んで頂けたらと思います。まだまだやればやるだけ伸びる業界ですので、是非、取り組んでみて下さい。