どの業界でも予約制度は浸透しています。
動物病院でも徐々に予約制を導入する病院も増えています。そして、これからこの流れはどんどん加速していくでしょう。
それもあり、これから開業される方も既に開業される方も予約制度についてを導入するか悩まれている方も多いかと思います。
予約制を導入するメリットとして、ある程度診療をハンドリングすることがあげられます。また、事前に内容が知れるので、オペレーションも楽になり、従業員の動きも良くなります。
その上、電話対応が少なくなります。
また、飼い主様からしても予定が立てやすいですし、利便性がよくなります。
つまり、可能であれば、予約制を導入すべきでしょう。
ではどのように予約制を導入するべきか?
結論からお伝えすると、事前予約と当日順番予約をうまく導入するといいでしょう。ただ当日順番を解放しすぎると、お昼が押してしまうので、診れる数で制御していきましょう。もし難しい場合は事前予約と当日急患で対応すると良いです。
■WEB予約は導入すべき
WEB予約は色んな業界で浸透しています。つまり、飼い主様も違和感なく利用していただける方も多いです。ただこれは院内のオペレーションも大事です。受付でWEB予約してもらう旨を伝えなければいけません。また、WEB予約でいっぱいでも電話問い合わせの文言は足しておくといいでしょう。タイミングによっては受け入れられる可能性もあります。
■事前問診もWEB上で取るべき
WEB予約と同時に事前問診も実施しておきましょう。そうすることで、診療内容が事前に知れて、診療が効率化します。また、当日までに実施していない方は受付でタブレットなどを貸し出し、打ち込んでもらうといいでしょう。
※問診だけして予約しない人も多いので、この点の導線は気を付ける必要があります。
■1時間に4件は最低診断するべき
動物看護師などに業務の権限委譲などをうまく実施し、可能であれば、1時間6件診れる体制を構築しましょう。アポイント枠を広げすぎて、現状より少なくなってしまうことは避けましょう。まずは自身の診療件数と照らし合わせて頂くといいです。
診療効率化の面もあるので、飼い主様には予約の10分前には来院してもらうようお伝えしましょう。
予約制度をいきなり導入するのは厳しいと思う方は、まずは「予約優先」という内容から始めてもいいかもしれません。